図解雑学マルクス経済学 松尾匡著 ナツメ社から   物と物の交換関係に化ける

 

 

 本書で、出てきた、物と物との交換関係と人と人との依存関係について具体的に考える。

 

 前者は例えば、服屋さんが服を売ってお金を稼いで、リンゴを買うというように、服とりんごをお金を媒介させて、やり取りするということだ。

 

 後者は例えば、服屋さんはりんご屋さんの代わりに服を作り、リンゴ屋さんは、ティッシュ製造者の代わりにリンゴを作り、ティッシュ屋さんは福

服屋さんの代わりにティッシュを作る。というように、たがいに互いの生活を支えあっているということだ。言い換えると、互いに互いの需要を補い合っている。

 

 職業に特化することで、それによって、失った価値はそのまま需要になる。服屋さんが服を作るのに特化した代わりに、りんごを作れなくなっていることがその例だ。