名経営者の至言から

 本書で挙げられている三つの事柄について、具体的に考えて行く。

 

 □自分のやり方にこだわっていると、成長の限界に突き当たる。

 □仕事がうまくいかない時は、一時的な問題か、構造的な問題かを検証する。

 □構造的な問題があるならば、やり方を変えるべきである。

 

  これを、僕の人間関係で考えてみる。

 僕は人とやりとりするのが大切だと思っている。だから、大学の友人とたまに出かける。今日もそうだった。友人と出かけて、ある神社のベンチに座った。僕と友人二人で、どこに行くか、これからどうするかを決めかねて、1、2時間与太話をしていた。なぜこう言うことになったのかと言うと、僕はもちろん、友人二人とも、相手がどう出るかで自分の行動を決めるという、合わせる論理で動く人だからだ。陽も眩しい春の昼間から夕方にかけて、正直熱かった。「帰るわ。」とは言えなかった。なぜなら、帰ると言ったら、嫌われる気がしたからだ。なぜ嫌われると思ったかと言うと、僕は相手が身体感覚に基づいて、行動するのが許せないタチで、この二人もそうなんじゃないかとおもったからだ。暑いとか、面白くないとか、そう言う身体感情よりも、友人としての付き合いの方が大切だと言う論理だ。

 でも、よくよく考えたら、僕たちの話が与太話になるのは、相手からを待って、自分が楽しいなと思えることを話せないからで、結局、それを反映して、面白くないなって言う身体感情が出てきたんだろう。

 僕は、友人関係よりも身体感情を大切にすると言う価値観の元に動いてみたらきっと、友人とのやりとりも今よりは豊かなものになると思う。