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ドラッカーの経営学の理論はどのようなことに当てはまるか? 図解雑学ドラッカー経営学 藤屋伸二著 ナツメ社から

 マネジメントは、すべての組織に適用される。さらに、マネジメントは対象によって使い分ける。と本書にはある。それは具体的にどういうことか?考えていく。

 マネジメントとは、共通の目的、共通の価値観、適切な組織構造、適切な教育訓練で、様々な組織が成果をあげられるようにすることです。

 例えば、家族を挙げて考えています。家族の目的の重要なことの一つは、生き延びることだと思います。家族は、生き延びる手段でもあります。6人家族が、6人とも、同じ所に住んでいたとすると、地震が起こって、家が壊れたとき、家族は全員なすすべもなく路上に迷うことになります。しかし、家族のうちの2,3人が自立して、少し遠いところにでもいたとすると、そのものの家に逃げ込むことができるのです。このように、家族の一人一人が、自立して、生活できるようになることは、家族のリスクを軽減することにもつながります。だから、家族は、お互いにお互いの自立を支援しあうことで、生き延びる可能性を飛躍的に高めることのできる、装置だともいえます。親は、子供にマナーや、人との付き合い方を背中で教えます。それは、子供たちが自立して人間関係を構築することに支援だといえるのです。

 ところで、マネジメントの対象は次の七つであるそうです。

 1、人間に関すること

 2、人と人との関係に関すること

 3、共通の価値観と目標を持つことに関すること

 4、組織の成員(社員、家族など)を成長させること

 5、異なる仕事をこなす、異なる技能と知識を持つ人たちに関すること

 6、成果を会社のマネジメントの中に組み込み、測定できるようにすること

 7、外部に成果を求めること

 

 これを、友人関係や家族関係に当てはめて考えてみます。友人関係や家族関係はお互いにお互いの自立を支援しあうことを目的としていると同時に、お互いがやり取りすること自体が目的化する関係でもあると思います。具体的に言うと、お金儲けのために利用しあう、協力し合うという関係とは違って、カフェでおしゃべりしたり、学問について語り合ったり、サッカーをして遊んだりといった行動自体が目的である社会です。そうしているうちに、自然と人々は余人をもっては代えがたい能力の開発を始めるのだと思います。

 例えば、何気ないやりとり。「この前さ、新しいゲームかったんよ。」「へえーどうだった?」「サイコー。草原をかけたり、泳いだり、敵と戦ったり、料理したりってね。」