難破したその後

 ある日のことだった。船が難破した。そして、ある国にたどり着いた。その国は、不思議な国だった。一人の女性が多くの夫を持っていた。

 僕は、そこで暮らすことになった。ある女性の夫になった。彼女は軍の偉い人だった。

 朝起きると、私がご飯を作った。朝日が差し込むキッチンでコップを注ぐために水を流す。テーブルの上をアリが張っている。それを、子供がまじまじと見つめていた。小鳥の声がして、その子は外にかけていった。私は、パンを載せたお皿をテーブルに出した。そして、階段を上がって、妻に声をかけた後自室に帰った。そして、ベッドに横になる。そとで、カラスの鳴き声が聞こえた。子供たちがふざけて彼を脅かしたらしい。 私は、天井を見上げた。天井は白塗りの石造りだ。電球がかかっているあたりにひびが入っていた。庭で風を切る音がし始めた。彼女がけいこを始めたようだ。私は、カーテンを閉めて、明かりを消して、それから寝た。