固定的な生産手段がある場合の純生産と投入労働の関係

 自動車工場を設立するのに、2000万時間の労働を費やした。ここで、自動車工場は固定的な生産手段である。この自動車工場では1000万時間の労働で、自動車1000台を生み出すことができる。この、1000台が純生産だ。次の年も、その次の年も、そのまた次の年も、同じように1000万時間につき1000台の自動車を生み出していく。10年後には純生産は1万台になり、そのための労働時間は1億時間だ。また、総労働時間は、工場建設のための労働を含めて1億2000万時間だ。

問い連打

 イデオロギー・・・人間の行動を決定する、根本的なものの考え方。政治思想。社会思想。

 ドグマ・・・宗教・宗派における教義。教条。

 

 問い連打  

 日本の不況って具体的にどういうことか?なぜ日本は不況が起こったのかイデオロギーと不況の関係は何か?なぜ人は挨拶をするのか?どういう状況が整ったとき景気は良くなり、どういう条件が整ったとき景気は悪くなるのか?いつどこで、布教は始まったのか?布教を引き起こすメカニズムは何か?

情報論的に言えば、予想できることの情報量は少ない。予想できないような意外なことの方が、情報量は多い。だから、周囲の空気に合わせた行動は、そもそも情報量が少ない。

空気を読んで、敢えてその流れとは違ったことを言ったり、行動したりすると、その情報量は大きい。誰もそのようなことを予想していないから空気を読んで、敢えて逆張りする

空気を読んで、敢えて逆張りで行くことで、その人は強く印象づけられる。もちろん、逆風も吹くし、摩擦も起こるけれども、そのことによって心身も鍛えられる。その逆張りが論理や本質の洞察に支えられていれば、なおのこと良い。

空気を読んで、敢えて逆張りするから引用
http://lineblog.me/mogikenichiro/archives/8330599.html?t=1

 

 この言葉について具体的に考えていく。

 空気を読むというのは、今置かれている状況や、文脈を的確に認知することだ。しかし、それと敢えて、異なる言動を行うことが、かえって多くの情報量をもたらすそうだ。例えば、僕のサークルの話で考えてみる。僕のサークルはある企画をしているときに、それが本来の目的からずれたものになってしまっていた。しかし、皆、それで突っ走っていた。僕はそれが納得できずに、そして、そのことを告げることもできずにサークルを休みがちになっていた。そして、今、サークルの人たちはなぜ僕が休みがちなのかわからず、さらに、サークルの運営にもわずかに支障をきたしている。今、この僕が休むことに対する、理由に関心が高まっている状況ならば、僕は自分の理由を打ち明けられ、おそらくサークルに復帰できるだろう。それが今の状況であり文脈だ。つまり、今の空気だ。しかし、なぜ僕がそもそも、打ち明けられなかったかと言えば、僕は、受け入れられないことに恐怖を抱いていたからだ。おそらく、サークルに復帰してもその状況は変わらないと思う。先のことがどうなるかは本当にはわからないけど、ぼくはサークルから一度離れてみるのも手だと思っている。今の、文脈とあえて異なることをすることで、情報量が増えるとしたら、サークルがある状態とない状態を比較できるということだろう。

 つまり、空気を読んでかつ、それに従わないというのは、文脈を増やすことだ。異なる文脈を切り開くことで、文脈同士を比較できるようになり、さらなる豊かな生活に貢献できる。

 

問い連打

肯定・・・そのとおりであることを認めること。また、積極的に意義を認めること。論理学で、ある命題の主語と述語の関係が成立すること。また、その関係を承認すること。

否定・・・そうではないと打ち消すこと。また、非として認めないこと。論理学で、ある命題の主語と述語の関係が成立しないこと。また、その関係を承認しないこと。ヘーゲル弁証法で、発展の契機の一。

 

 

 問い連打

 なぜ人はある在り方¥を肯定し、ある在り方を否定するのか?そうすることでどのような現象が現れるか?どうふるまうか?ある在り方を肯定することは人にどのようなふるまいをさせるか?否定することがもたらすいいことはいつあらわれどのようなものか?否定することの原因は何か?肯定することの原因は何か?どうふるまうか?否定という考え方と脳の関係は何か?

 

 

 問いを適当に連発して、それをブログで公表した。理由は問うことは知性のタネをまくことであり、ここでまかれた種が、あなたの知性の豊かさに貢献したらいいなと思うからだ。問いを丸投げすることは失礼なことでもある。しかし、ここではあえて抽象的な問いを数多く生み出すことに集中したい。

問い連打

 具体・・・現実に存在すること。それぞれの実態のある明確なありかた。

 抽象・・・物事のある性質や側面をとらえ、ほかの物との共通性をとらえること。

 

 問い連打

  

  具体とは具体的に何か 抽象と具体の関係は何か?人はなぜ語るのか?人はどのようにして語るのか?語りの語法は時や場所によってどう違うか?また、なぜ違うか?どのようにふるまうか?抽象的なことにはどのようなことがあるか?抽象的なことは人間の言動をどのように規定するか?具体的に語るにはどのようなことに気を付ければよいか?今と昔では語られる内容はどう違うか?語られる内容が違うのはなぜか|?

 

 

 私は、ここに問いを恣意的に連発している。その理由は、問いを立てることは種を植えることと同じだからだ。立てた問いは思いがけないところで、よみがえってきて、僕たちを考えることに駆り立てるんだと思う。

 ところで、なぜこのようなことをブログに公開し、顔の見えないあなたに届けようとしているかというと、その問いがあなたにとっての疑問のタネにもなればいいと思うからだ。抽象的な問いを丸投げすることは実は失礼なことでもある。しかし、その抽象的な問いがあなたにも芽生えて、あなたの知性の助けになればと思って書いている。

近代と前近代の違い

近代・・・近頃の時代。おおむね封建社会の後の資本主義の段階をいう。

前近代・・・近代以前の段階であること。

 

 この二つのキーワードに関して、問いを列挙していく。

 近代化は合理化でもあるらしい。では、昔の人は合理的ではなかったのか?昔の人の知性の在り方はどのようなものだったのか?どういう違いがあるのか?今の人たちの知性の在りかた、ふるまい方の特徴は昔とどう違うというのか?近代の人々は、いつどこで誰と何をどのようにどうするのが特徴か?なぜ、近代、前近代的な区分を行うのか?そのことによって見えてくるものは何か?そのことによって見えなくなるのは何か?

 

 

 

 

 私は、ここに問いを列挙する。その理由は、問いは未への種まきのようなものであり、知性にとって重要な土台だからだ。

他人の思考をまねる 名経営者の至言 日経ベンチャー編から

 デッドコピーを繰り返すことで、独学なら10年かかって会得するような設計の神髄を短期間で自分のものにできる。(酒巻久 キャノン電子社長)

 本書では次の3つを要点として挙げている。

 □一流の思考をまねることは、自分を成長させる近道である。

 □中途半端にまねるのではなく、徹底的にまねて、込められた思想をくみ取る。 

 □最初は「模倣」から始め、後に「独創」を生み出せばよい。

 では、これを名探偵コナンの推理で実践してみる。

 工藤は電話で蘭と話す。工藤は、蘭の近況については触れず、おもに自分の話をする。服部がやってきて、それはおかしいという。離れ離れになっている(A)のならば、近況をうかがう(B)はずだ。しかし、工藤は蘭の最近の出来事などを聞かない(Bでない)。それは、実は、工藤は近くにいて、知っているから、聞く必要がない(A)ということだ。

 服部の推理の構造は次の通りだ。

 (A)ならば(B)だ。   前提

 工藤は(B)ではない。

 工藤は(A)ではない。

 

 この構造を理由して、日常生活のことを素材に推論を行う。

 ブログをしきりと開く(A)とき、人は評価を気にしている(B)。

 私はしきりとブログを開く(A)。私は評価を気にしている。(B)