本質を突いた書物を繰り返し読む 名経営者の至言 日経ベンチャー編から

 本質・・・あるものを成り立たせている根本的な性質。それが欠けてはその者が成り立たない本性。 

 

 毎年決まった本を繰り返し読む。情報を得るためでなく、自分を磨くための鍛錬である。自分の日ごろの言動や社会の状態と照らし合わせながら、一行づつゆっくりと読む。(井上英明 パーク・コーポレーション社長)

 

 本書ではこの至言に対して、次の三つの要点を挙げている。

 □何度開いた本でも、本質を突いた書物は、読み返すたびに発見がある。

 □「これはいい」「気になる」と感じた理由を考え、自己分析を深める。

 □何度も読み返したくなる本と巡り合えるほど、たくさんの本を読む。

 

 

 □「これはいい」「気になる」と感じた理由を考え、自己分析を深める。のことについて、具体的に考えていく。

 説得するときは具体的に伝える。つまり、相手の身体感覚に訴える。体験してもらう。

 脳はノイズをカットして受け付けない。いくら、理屈で説得しても応じない時が人にはある。例えば、僕のサークルでいうと、いくら、今の企画の現状や、それが目的からずれていることを言っても、こうしたら目的に沿うと提案しても、かれはぽかんとしている。彼にとって、今の在り方こそが肯定されるべきすべての物だから、それと異なる在り方は彼の脳の検閲に引っかかってはじき出される。しかし、体は違う。身体感覚を伴って体験した事柄はその体感はからの身体にとどまり続ける。そして、純分に熟考される。だから、身体に伝える。具体的には提案があるならばすでにそれを実現している状態が望ましい。その提案が彼らの在り方と異なればそれは必ず排除されるから、実現して、しばらくするまで相談してはならない。一度、排除されると脳に免疫がついて、次はもっと難しいくなる。

 僕は、なぞなぞやなぞかけをツイッターで発信する計画を立てている。その企画は、水面下で進行している。具体的に形として提示できるまで、堪える。